Point
- ■目的
求人票作成における手作業の回避と情報の標準化 - ■施策
・Salesforceの商談オブジェクトおよび出力用オブジェクトと連携した求人票の自動生成
・Salesforce上のコミュニティサイトを活用した求職者推薦プロセスの構築
・市場の変化に合わせた求人データの定期的なメンテナンスと求人票のアップデート - ■効果
・ExcelやWordへの手作業での転記がなくなり、情報の標準化が実現
・本来発生するはずだった、1件あたり約10分の転記コストを削減
・クライアント側の合否連絡の手間を軽減し、双方の業務効率を向上
株式会社さんななキャリア(以下、さんななキャリア)は、2017年7月の創業以来、パチンコ、パチスロといった遊技機業界の人材紹介に特化した事業を展開しています。8,000億円規模にのぼる市場において、同社は一貫してメーカー側の機械製造・開発人材のマッチングに注力してきました。現在、クライアント企業数は約250社、登録されている求職者数は約1,500名になります。
同社では、Excel管理の限界や他社との差別化、そして独自の競争優位性を確立するためにSalesforceを導入。その後、Salesforceからの求人票出力における課題を解決するため、2019年1月にFleekformを導入しました。
中小企業診断士の資格を持ち、経営管理、人事、経理、営業、マーケティング、社内システム選定など、さまざまな業務を統括している代表取締役の佐々木 智浩氏にFleekform導入の経緯と活用法を伺いました。
形式的な求人票への懐疑から始まった創業期とシステム導入の必要性
2017年の創業当初、佐々木氏は従来の簡易なシステムから出力される形式的な求人票に使い勝手の悪さを感じており、手書きのメモや口頭説明を重視して求職者に紹介を行っていました。この背景には、人材紹介業界における情報活用の課題がありました。しかし、事業を展開していく中でExcelでの管理には限界があり、他社との差別化を図るためにはシステムの導入が不可欠でした。
「過去の財務会計コンサルティングでの経験から『独自のシステムを持つことの重要性』を深く理解していました。そのため、一般的な人材紹介専用のパッケージよりも柔軟性の高いSalesforceを選択したのです。Salesforceの導入はコスト面では決して安くはありませんが、痒い所に手が届く独自のシステムを構築することで、同業他社にはない競争優位性を確立できると考えました」(佐々木氏)
コストパフォーマンスと運用のしやすさでFleekformを採用
Salesforce導入後、求職者に対して求人票をシステムから出力する必要性が生じました。しかし、Salesforceの標準機能だけでは求める求人票の出力に対応できず、新たなツールの検討を始めます。
「コストパフォーマンスと運用のしやすさを重視して検討した結果、2019年1月にFleekformを導入することを決定しました。導入時のマッピング設定は私自身が行いましたが、システム構造が非常にシンプルだったこともあり、専門知識に頼ることなく短時間で設定を完了させることができました」(佐々木氏)
効率的な業務フローの構築と求職者・求人情報の管理
Fleekformを導入した現在の業務フローでは、営業担当がクライアントから依頼を受けた求人情報をSalesforceの商談オブジェクトに入力すると、紐付けられた出力用オブジェクトを通じてワンクリックで求人票が生成される仕組みを構築しています。また、求人情報は市場の変化に合わせて定期的にメンテナンスを行っており、内容が更新されるたびにFleekformで求人票を再出力して対応しています。
「求職者情報はSalesforceの個人取引先オブジェクトで管理しており、個人の基本情報に加えて、転職回数ごとに分けられた転職活動状況を詳細に記録しています。さらに、推薦時にはメール添付ではなく、Salesforce上に構築する推薦ページからファイルをダウンロードさせるとともに、その場で合否を回答できる仕組みにしました。これにより、クライアント側の合否連絡の手間を軽減し、双方の業務効率を高めることができています」(佐々木氏)

SalesforceとFleekformの連携により求人票をスムーズに作成、手作業での工数を削減
手作業での転記をなくし、1件あたり約10分の工数を削減
Fleekformの導入により、Salesforceに登録した情報を的確に帳票化できるようになり、社内における情報の標準化が実現しました。
「Fleekformがなかったら、転記に1件あたり10分くらいはかかっていただろうと考えると、工数が大幅に削減できています。手作業によるタイムロスやミスを防ぎ、ITリテラシーの溝を埋めて業務の標準化を進める上で、非常に大きな効果を感じています」(佐々木氏)
独自のシステムを武器に、さらなる活用へ
今後は求人票出力におけるFleekformの活用をさらに深めていく方針です。
「常に最新の情報を反映させるとともに、デザイン面にもこだわり、さらに独自性を高めた求人票を作成していくことを目指していきたいです」(佐々木氏)
特化型の人材紹介ビジネスにおいて、SalesforceとFleekformを組み合わせた独自システムは、今後もさんななキャリアの成長を支える強力な基盤となりそうです。
